【現役スタッフが明かす】ジム接客のリアル|舞台裏の「あるある」と本音(ちょっとだけ暴露?)

40代

はじめに:ジムの受付、笑顔の裏側を覗いてみませんか?

こんにちは!都内のフィットネスクラブで働く現役スタッフのフィットネスライフ(以下、FL)と申します。普段はフロントでの受付業務を中心に、会員様へのご案内や簡単なトレーニングサポート、時には館内の清掃まで、様々な業務に携わっています。

皆さんがジムを利用される際、私たちスタッフと接する機会は多いかと思います。笑顔で挨拶し、テキパキと手続きをし、時にはトレーニングのアドバイスをする…そんな姿をご覧になっていることでしょう。しかし、その裏側で私たちが日々どんなことを考え、どんな経験をしているのか、少し気になったことはありませんか?

今回は、普段あまり語られることのない、ジムスタッフの「接客」のリアルな部分、日々の「あるある」や、ちょっとした「本音」について、現役スタッフの視点からお話ししたいと思います。

この記事を通して、ジムスタッフの仕事への理解が少しでも深まり、皆さんのジムライフがより豊かになる一助となれば幸いです。

1. ジムスタッフの「接客」って、具体的にどんな仕事?

「ジムの受付の人でしょう?」と思われるかもしれませんが、実はジムスタッフの「接客」業務は多岐にわたります。もちろん、笑顔での対応は基本ですが、それだけではありません。

  • フロント業務: 会員様のチェックイン・チェックアウト、入会・退会手続き、見学・体験の案内、電話応対、予約管理、物販対応など。ジムの「顔」として、最初の印象を左右する重要な役割です。
  • 館内案内・利用サポート: 初めての方への施設案内、マシンの使い方説明、プログラムの紹介、困っている方への声かけなど。会員様がスムーズに、そして安全に施設を利用できるようサポートします。
  • フロアでのサポート: トレーニングエリアを巡回し、マシンの使い方が分からない方へのアドバイス、フォームの簡単なチェック、安全管理、器具の整理整頓などを行います。(専門的な指導はパーソナルトレーナーが行う場合が多いです)
  • 問い合わせ・相談対応: 料金プランに関する質問、プログラム内容の問い合わせ、時には会員様からのご意見やクレームへの対応も含まれます。
  • 清掃・環境整備: 気持ちよく利用していただくための館内清掃、マシンやロッカールームの消毒・整備も、広い意味での「接客」の一部と考えています。
  • 安全管理: 会員様の体調変化への気配り、緊急時の対応(AED操作や救急連絡など)も、実は重要な業務です。

このように、ジムスタッフは単なる受付係ではなく、会員様が安全・快適・効果的にジムを利用できるよう、様々な側面からサポートする「ホスピタリティ・プロフェッショナル」としての役割を担っているのです。

2. ちょっとだけ暴露? ジム接客の「あるある」な舞台裏

守秘義務があるので、具体的なエピソードは話せませんが、ジムスタッフなら「あー、分かる!」と頷いてしまうような、日常的な「あるある」な光景や、心の中で思っていることを少しだけご紹介します。(あくまで一般的な話として、お楽しみください!)

あるある1:「あのマシンの使い方、さっきも別の人に教えたな…」デジャヴュ感

特に人気のマシンや、初心者の方が戸惑いやすいマシンについては、一日に何度も同じ説明をすることがあります。「このマシンはですね…」と説明しながら、(あれ、このフレーズ、今日何回目だっけ?)と思う瞬間。でも、初めて使う方にとっては、一度で覚えるのは難しいもの。何度でも、笑顔で丁寧にお伝えするのが私たちの仕事です!「いつでも聞いてくださいね!」という気持ちは本心です。

あるある2:内心の応援合戦「もう少し!」「フォーム惜しい!」

フロアを巡回していると、一生懸命トレーニングされている会員様の姿が目に入ります。目標達成に向けて頑張っている姿を見ると、心の中で「頑張れ!あと一回!」「あ、今のフォームすごく良い!」「惜しい、もう少し腰を…!」なんて、勝手に応援している自分がいます。直接お声がけするのは、タイミングやその方の集中度合いを見て慎重になりますが、皆さんの努力はしっかり見ていますし、応援しています!

あるある3:夕方のピークタイムは、さながら戦場…?

仕事帰りの方が集中する平日の夕方などは、フロントもフロアも一気に忙しくなります。チェックインの列、電話対応、マシンの案内、見学希望の方…。「三つ同時に話しかけられた!」なんてことも。頭をフル回転させ、優先順位を考えながら、それでも笑顔を絶やさず対応できるよう努めていますが、内心(目が回る~!)と思っていることも、たまにはあります(笑)。そんな時、会員様からの「ありがとう」の一言が、本当に励みになります。

あるある4:「えっ、こんなものが?!」忘れ物ミステリー

タオルや飲み物、シューズなどは定番ですが、時には「え、これをジムに?」と驚くような忘れ物が見つかることも。内容は…ご想像にお任せします(笑)。忘れ物コーナーが、そのジムの小さな「人間ドラマ」を物語っているのかもしれません。お心当たりのある方は、お早めにお問い合わせくださいね!

あるある5:名前と顔が一致した時の、小さなガッツポーズ

多くの会員様がいらっしゃる中で、お名前とお顔を一致させるのは、実は結構大変なこと。でも、入会されたばかりの方のお名前を覚えられたり、久しぶりにいらした方の顔を見て「〇〇さん、お久しぶりです!」とお声がけできたりすると、心の中で小さなガッツポーズをしています。会員様との距離が少し縮まったようで、嬉しい瞬間です。

《スタッフFLから一言》: こんな「あるある」も、日々会員様と接することができるからこその経験。大変なこともありますが、それ以上に面白いこと、嬉しいことの方がずっと多いんですよ。

3. プロ意識の見せ所!ジムスタッフが接客で大切にしていること

笑顔や丁寧な言葉遣いはもちろんですが、私たちがプロとしてジムの接客を行う上で、特に大切にしていることがあります。

  • ① 安全の確保: 何よりも最優先されるべきこと。会員様がマシンを安全に使用できるよう、正しい使い方や注意点をお伝えする。館内の危険箇所を常にチェックし、万が一の体調不良や事故に備える。これが私たちの最大の責務だと考えています。
  • ② 誰もが快適な空間づくり: ベテランの方も、入会したばかりの方も、運動が得意な方も、苦手な方も、誰もが気兼ねなく、自分のペースで過ごせるような「居心地の良い雰囲気」を作ること。挨拶や声かけ、清潔な環境維持などを通じて、心理的な安全・安心感を提供したいと考えています。
  • ③ 一人ひとりに寄り添う姿勢(傾聴と共感): 会員様がジムに通う目的や目標、抱えている悩みは様々です。マニュアル通りの対応ではなく、一人ひとりの話に耳を傾け、その方の気持ちや状況に寄り添うことを大切にしています。「どんなことでも気軽に話せる」存在でありたいです。
  • ④ 正確な情報提供と分かりやすい説明: 施設の利用方法、プログラムの内容、料金体系などについて、正確な情報を分かりやすく伝えること。トレーニングに関する質問を受けた際にも、根拠に基づいた適切なアドバイスができるよう、日々知識のアップデートに努めています。(もちろん、専門外のことは正直にお伝えし、専門家への相談を促します)
  • ⑤ ポジティブな動機づけ: 会員様の小さな変化や努力を見つけ、「すごいですね!」「頑張ってますね!」と具体的にお伝えすること。目標達成に向けて、ポジティブな声かけでそっと背中を押すことも、私たちの重要な役割だと感じています。
  • ⑥ 清潔で整理された環境の維持: 気持ちよく運動に集中していただくために、館内や器具の清潔さ、整理整頓は常に意識しています。

これらのことを常に意識し、会員様にとってジムが「ただ運動する場所」ではなく、「心も体も元気になれる、お気に入りの場所」となるよう、日々努力しています。

4. スタッフの本音:こんな時、嬉しい!やりがいを感じる瞬間

ジムスタッフの仕事は、体力的にも精神的にも大変な側面もありますが、それを上回る「喜び」や「やりがい」を感じる瞬間がたくさんあります。少しだけ、私たちの「嬉しい!」の本音をご紹介します。

  • 会員様の目標達成を一緒に喜べた時: 「〇kg痩せました!」「できなかった種目ができるようになった!」「健康診断の数値が改善しました!」といったご報告を受けた時、まるで自分のことのように嬉しくなります。目標達成までの努力を知っているからこそ、喜びもひとしおです。
  • 「ありがとう」の一言をいただいた時: マシンの使い方を説明した後、相談に乗った後、ちょっとしたお手伝いをした後などに、会員様から「ありがとう」「助かったよ」と声をかけていただけると、疲れも吹き飛びます。単純ですが、一番のエネルギー源です。
  • 運動初心者の方が自信をつけていく姿を見た時: 最初は不安そうな表情で、恐る恐るマシンを使っていた方が、回数を重ねるうちに自信に満ちた表情になり、楽しそうにトレーニングされるようになる姿を見るのは、本当に嬉しいです。「ジムが好きになった」と言っていただけると最高ですね。
  • ジムがコミュニティの場になっていると感じた時: 会員様同士が挨拶を交わしたり、楽しそうに会話したりしているのを見ると、私たちが目指す「居心地の良い空間」が実現できているのかな、と感じて嬉しくなります。
  • 自分のアドバイスが役に立ったと実感できた時: 「FLさんに教えてもらったストレッチ、すごく効きました!」「アドバイス通りにやったら、フォームが良くなった気がします!」など、自分の知識や経験が誰かの役に立ったと実感できるのは、大きなやりがいです。

これらの瞬間があるからこそ、「また明日も頑張ろう!」と思えるのです。

5. 会員さんへのお願い? より良いジムライフのためのヒント

最後に、これは「お願い」というよりは、会員様ご自身がジムをもっと快適に、そして効果的に活用していただくための「ヒント」として、スタッフ目線で感じていることをいくつかお伝えさせてください。

  • ヒント1:分からないことは、何度でも聞いてください!
    • 特にマシンの使い方やフォームは、安全と効果に直結します。「こんなこと聞いてもいいのかな…」「前に聞いたけど忘れちゃった…」なんて遠慮は全く不要です! 私たちは、皆さんが安全にトレーニングできるようサポートするのが仕事。むしろ、自己流でケガをされる方が心配です。気軽に声をかけてください。
  • ヒント2:ルールやマナーは、みんなのため
    • マシン使用後の汗拭き、器具の片付け、譲り合い…これらは、次に使う人、そして他の会員さん全員が気持ちよく過ごすための大切なルールです。少しの配慮が、ジム全体の快適さを生み出します。ご協力いただけると、スタッフとしても非常に助かります。
  • ヒント3:目標や困りごとは、伝えてくれると嬉しいです
    • 「ダイエットしたい」「体力をつけたい」「腰痛を改善したい」といった目標や、「このマシンが使いにくい」「〇〇で困っている」といったことを伝えていただけると、私たちもより的確なサポートやアドバイスがしやすくなります。もちろん、話したくないことを無理に話す必要はありません。
  • ヒント4:混雑時のご理解とご協力をお願いします
    • ピークタイムはどうしてもスタッフの手が足りなくなったり、マシンに待ち時間が発生したりすることがあります。スタッフも全力で対応していますが、少しお待ちいただいたり、譲り合っていただいたりすることがあるかもしれません。ご理解いただけると幸いです。
  • ヒント5:挨拶は、コミュニケーションの第一歩
    • 強制ではありませんが、「こんにちは」「お疲れ様です」といった簡単な挨拶を交わせるだけでも、ジムの雰囲気が和やかになり、スタッフも「今日も頑張ろう!」という気持ちになります。

おわりに:ジムスタッフは、あなたの健康づくりのパートナーです

今回は、普段あまり表に出ることのないジムスタッフの仕事の裏側や本音について、少しだけお話しさせていただきました。

華やかに見える部分だけでなく、地道な作業や、時には大変な対応もありますが、それ以上に会員様の成長や喜びを間近で感じられる、非常にやりがいのある仕事だと感じています。

この記事を通して、ジムスタッフの仕事内容や想いについて、少しでも理解を深めていただけたなら嬉しいです。そして、ジムでスタッフを見かけた時に、「あ、今日も頑張ってるな」と、ほんの少しでも温かい目で見ていただけると、私たちも励みになります。

私たちは、皆さんの健康づくりをサポートするパートナーでありたいと願っています。ジムで何か困ったこと、分からないことがあれば、いつでも気軽に私たちスタッフに声をかけてくださいね。

皆さんのジムライフが、より快適で、より実り多いものになることを願っています!

(現役ジムスタッフ FLより)

コメント

タイトルとURLをコピーしました