はじめに:ジムデビュー、何を着ていけばいい?
最近、50代以上の女性の方から「ジムに通いたいんだけど、何を着ていけばいいのかしら?」というご質問を本当によくお受けします。
健康維持や体力アップ、新しいチャレンジのためにジム通いを決意された50代の女性の皆さん、素晴らしい第一歩ですね! でも、いざ通うとなると、「どんな服装が適切?」「周りから浮かないかしら?」「体型カバーできるウェアはある?」など、服装に関する悩みは尽きないものだと思います。
「モデルさんみたいなおしゃれなウェアじゃないとダメ?」
「そもそもスポーツウェアなんて持ってない…」
「何を選んだらいいか、さっぱり分からない!」
そんな不安や疑問を抱えているあなたへ。ジムスタッフとして日々様々な年代の方の服装を目にし、また会員様から直接お話を伺う中で見えてきた、「50代女性のための、快適で機能的、そして安心して着られるジムウェア選び」の全てを、この記事で徹底解説いたします!
高価なブランド品や、流行のスタイルである必要は全くありません。大切なのは、「動きやすさ」「快適さ」「安全性」、そして何より「ご自身が気持ちよく運動に集中できること」です。
この記事を読み終える頃には、自信を持ってジムウェアを選び、快適なジムライフをスタートできるようになっているはずです!
1. なぜジムでの服装が大切なの? 見た目以上に重要な理由

「普段着のTシャツにジャージじゃダメなの?」と思われる方もいるかもしれません。もちろん、最初はそれでも構いませんが、ジムでの運動に適した服装を選ぶことには、見た目以上に大切な理由がいくつかあります。
- モチベーションアップ: 自分に合ったお気に入りのウェアを着ると、気分が上がり、「よし、今日も頑張ろう!」という気持ちになります。形から入ることも、継続のためには意外と大切です。
- 安全性・動きやすさの確保: 体にフィットし、伸縮性のあるウェアは、マシンに引っかかったり、動きを妨げたりするリスクを減らします。ダボっとした服装は、思わぬ事故に繋がる可能性も。
- 快適性とパフォーマンス向上: 吸汗性・速乾性に優れた素材は、汗をかいてもベタつきにくく、体を快適な状態に保ちます。体が冷えるのを防ぎ、集中して運動に取り組むことができます。
- 衛生面: 汗をたくさんかきますので、通気性が良く、洗濯しやすい素材を選ぶことは衛生的にも重要です。
- 体の動きの確認: ある程度体にフィットするウェアは、トレーニング中に自分の筋肉の動きやフォームを確認しやすく、効果的な運動に繋がります。(ピタピタすぎる必要はありません)
《スタッフFLから一言》: 私たちスタッフは、会員様が安全に、そして気持ちよく運動されている姿を見るのが一番嬉しいです。適切な服装は、そのための第一歩なんですよ。
2. 50代女性が抱えがちな服装の悩みと解決策
実際にジムでお客様とお話ししていると、50代女性ならではの服装に関するお悩みをよく耳にします。いくつか代表的なものと、その解決策を見ていきましょう。
悩み1:「周りの人はどんな格好? 浮かないか心配…」

解決策: 大丈夫です! ジムには本当に様々な服装の方がいらっしゃいます。シンプルなTシャツにパンツの方、おしゃれなセットアップの方、ヨガウェアの方…。特に50代以上の女性は、落ち着いた色味で、機能性を重視した快適そうな服装の方が多い印象です。周りの目を気にしすぎる必要はありませんが、心配な方は、最初はベーシックな色(黒、紺、グレーなど)のTシャツやパンツスタイルから始めてみてはいかがでしょうか。慣れてきたら、少しずつ色物や柄物を取り入れるのも楽しいですよ。
悩み2:「体型が気になる…お腹やお尻周りを隠したい」
解決策: 体型カバーを意識したウェア選びも大切ですよね。ポイントは以下の通りです。
- トップス:
- 少し長めの丈(チュニック丈など): お尻が隠れるくらいの長さがあると安心感があります。
- Aラインシルエット: 腰回りにゆとりのあるデザインは、お腹周りを自然にカバーしてくれます。
- 重ね着(レイヤード): タンクトップの上に、薄手のTシャツやメッシュ素材のトップスを重ねるのもおすすめです。
- ボトムス:
- ハイウエストタイプ: お腹をすっぽり包み込み、安心感があります。
- サポート力のある素材: 適度な着圧感のあるレギンスやパンツは、気になる部分をすっきり見せてくれる効果も。
- 濃いめの色: 黒や紺などのダークカラーは引き締め効果があります。サイドにラインが入ったデザインなども、足をすっきり見せてくれます。
- パンツスタイル: レギンスに抵抗がある方は、動きやすい素材のストレートパンツやジョガーパンツなども良いでしょう。

悩み3:「いかにも『運動します!』という格好は気恥ずかしい…」
解決策: 最近は、普段着としても着られそうな、おしゃれで機能的な「アスレジャー」スタイルも人気です。スポーティーすぎないデザインのTシャツや、きれいめなシルエットのジョガーパンツなどを選べば、ジムへの行き帰りもそのまま過ごせるかもしれません。また、上質な素材感のものを選ぶと、カジュアルすぎず、大人っぽい印象になります。
悩み4:「やっぱり高いスポーツブランドじゃないとダメ?」
解決策: 全くそんなことはありません! もちろん、有名スポーツブランドのウェアは機能性やデザイン性に優れていますが、最近はユニクロ、GU、しまむらなどのファストファッションブランドでも、非常に優秀なスポーツウェアラインが展開されています。特にインナー(スポーツブラや吸汗速乾Tシャツ)などは、手頃な価格で高機能なものが手に入ります。まずはこうしたお店で基本アイテムを揃え、慣れてきたり、こだわりが出てきたりしたら、スポーツ専門店などで買い足していくのがおすすめです。
《スタッフFLから一言》: 皆さん、本当に色々な工夫をされていますよ。一番大切なのは、ご自身が「これなら快適に動ける!」と思える服装であることです。
3.【アイテム別】50代女性におすすめ!ジムウェア選びのポイント
それでは、具体的にどんなアイテムを選べば良いのか、アイテム別に詳しく見ていきましょう。
(1) トップス:快適さ重視!素材と形がカギ
- 素材:
- 最重要は「吸汗速乾性」: ポリエステルや、特殊な加工がされた機能性素材がおすすめです。汗を素早く吸収し、すぐに乾くので、汗冷えを防ぎ、快適さが持続します。ユニクロの「エアリズム」などが代表的ですね。
- 伸縮性(ストレッチ性): 体の動きを妨げない、ストレッチの効いた素材を選びましょう。ポリウレタン(スパンデックス)などが混紡されていることが多いです。
- 注意:綿(コットン)素材: 肌触りは良いのですが、汗を吸うと乾きにくく、重くなり、体が冷える原因にも。汗をたくさんかく運動にはあまり向きません。軽いストレッチやヨガ程度ならOKな場合もあります。
- 形・デザイン:
- フィット感: 体にぴったりしすぎず、かといってダボダボすぎない、適度なゆとりのあるサイズを選びましょう。動きやすさが第一です。
- 丈: 前述の通り、お尻が隠れるくらいのチュニック丈や、前後差のあるデザインなども体型カバーに役立ちます。
- 袖: ノースリーブ、半袖、長袖など、お好みや季節、運動内容に合わせて選びましょう。冷えが気になる方や、二の腕をカバーしたい方は半袖や長袖が安心です。
- ネックライン: 首元が詰まりすぎていると暑く感じることも。適度に開いているクルーネックやVネックなどがおすすめです。
《スタッフFLのおすすめ》: まずは、手持ちの動きやすいTシャツ(できれば速乾性)から試してみるのも良いですし、ユニクロなどでシンプルな機能性Tシャツを1枚買ってみるのが手軽でおすすめです。
(2) ボトムス:動きやすさと安心感を両立
- 素材: トップス同様、伸縮性と吸汗速乾性が重要です。
- 種類:
- レギンス・タイツ: 最も動きやすいアイテムの一つ。足首までのフルレングス、七分丈(カプリ)、八分丈(クロップド)など長さは様々。体にフィットするため、最初は抵抗があるかもしれませんが、慣れると非常に快適です。ハイウエストタイプはお腹周りをしっかりカバーしてくれます。上にショートパンツやスカートを重ねるレイヤードスタイルも人気です。
- フィットネスパンツ: レギンスよりゆとりのあるシルエット。ジョガーパンツ(裾がリブやゴムで絞られているタイプ)や、ストレートタイプなどがあります。素材は、ジャージ素材よりも、もう少し薄手でストレッチ性の高いポリエステル系のものが動きやすいでしょう。
- ショートパンツ・ハーフパンツ: 単体で履く方は少ないかもしれませんが、レギンスの上に重ね履きすると、お尻周りをカバーでき、安心感が増します。
- 選び方のポイント:
- 透け感: 特に明るい色のレギンスなどは、しゃがんだ時に下着が透けないか、試着時に確認しましょう。
- ウエストのフィット感: 動いているうちにずり落ちてこないか、食い込みすぎないかを確認。幅広のウエストバンドや、紐で調節できるタイプがおすすめです。
《スタッフFLのおすすめ》: 50代女性には、ひざ下丈のカプリレギンスや、足首までのシンプルな黒のレギンス、または動きやすい素材のジョガーパンツが人気です。まずは試着して、一番しっくりくるものを選んでみてください。
(3) スポーツブラ:見えないけれど最重要!

これは声を大にして言いたいのですが、スポーツブラは絶対に用意してください! 普段使いのブラジャーは、運動時のバストの揺れを十分に抑えられません。バストを支えるクーパー靭帯は一度伸びると元に戻らないと言われており、適切なサポートがないと、将来的なバストの下垂に繋がる可能性も…。
- サポートレベルを選ぶ: ヨガやストレッチなど動きの少ない運動なら「ライトサポート」、ウォーキングや軽い筋トレなら「ミディアムサポート」、ランニングやエアロビクスなど動きの激しい運動なら「ハイサポート」といったように、行う運動に合わせて選びましょう。迷ったら、まずはミディアムサポートから試すのがおすすめです。
- フィット感: 試着が必須です。アンダーバストがしっかりフィットし、ずれ上がらないか、カップがバスト全体を包み込んでいるか、肩紐が食い込んでいないかなどをチェック。ジャンプしたり、腕を回したりして、動きやすさも確認しましょう。
- 素材: やはり吸汗速乾性が大切です。メッシュ素材が使われているものなど、通気性の良いものを選びましょう。
- 着脱のしやすさ: フロントホックやフロントジップのタイプは、汗をかいた後でも比較的着脱しやすいです。
《スタッフFLのおすすめ》: スポーツ用品店や下着専門店で、スタッフの方に相談して試着するのが一番確実です。サイズやサポートレベルについて、的確なアドバイスをもらえますよ。
(4) シューズ:ケガ予防の要!必ず室内用を

ジムで履くシューズは、必ず「室内用」を用意しましょう。外履き用シューズの持ち込みは、衛生面から禁止されているジムがほとんどです。
- 種類: 「フィットネスシューズ」「トレーニングシューズ」などと呼ばれる、ジムでの様々な動きに対応できるものがおすすめです。ランニングマシン中心ならランニングシューズでも良いですが、筋トレやスタジオレッスンなど、横の動きが多い場合は、安定性の高いトレーニングシューズの方が適しています。
- フィット感とサイズ: 試し履きをして、足に合ったものを選びましょう。つま先に少し余裕があり(1cm程度)、かかとがしっかりホールドされ、幅が窮屈でないかを確認。夕方は足がむくみやすいので、午後に試着するのがおすすめです。
- クッション性と安定性: 適度なクッションがあり、衝撃を吸収してくれるか。また、左右のブレを防ぐ安定性も重要です。
- 軽さと通気性: 軽い方が足への負担が少なく、通気性の良いメッシュ素材などは蒸れにくいです。
《スタッフFLのおすすめ》: シューズはケガの予防に直結する重要なアイテムです。できればスポーツ用品店で足のサイズを測ってもらい、用途を伝えてアドバイスを受けるのがベスト。価格だけで選ばず、自分の足に合う、信頼できるものを選びましょう。
(5) ソックス:意外と大事な縁の下の力持ち
- 素材: シューズ同様、吸汗速乾性のある化学繊維(ポリエステル、ナイロンなど)や、機能性素材のものがおすすめです。綿素材は汗で濡れると靴の中で滑りやすくなり、マメの原因にも。
- 厚み・クッション性: 適度な厚みとクッション性があると、衝撃を吸収し、足への負担を軽減してくれます。
- フィット感: 足のサイズに合ったものを選びましょう。大きすぎると靴の中でたるんでしまいます。土踏まずをサポートするアーチサポート機能付きのものもおすすめです。
- 丈: スニーカーソックス(くるぶし丈)、アンクルソックス、少し長めのものなど、お好みで。
《スタッフFLのおすすめ》: スポーツ用のソックスは、普段履きのものとは快適さが全く違います! 3足セットなどで手頃な価格で売られているものも多いので、ぜひ試してみてください。
(6) その他:あると便利な小物たち
- ヘアゴム・ヘアバンド: 髪が長い方は、運動の邪魔にならないようにまとめましょう。
- 汗拭きタオル: フェイスタオルサイズのものを1枚、トレーニングエリアに持っていくと便利です。マシンを使った後に汗を拭き取るエチケットとしても。
- 羽織もの: ジップアップパーカーやカーディガンなど、体温調節ができる羽織ものが一枚あると、行き帰りや、運動前後のストレッチ、体が冷えた時に役立ちます。
- (必要であれば)下着: スポーツ用の吸汗速乾性のあるショーツなどもあります。縫い目が少ないシームレスタイプは、ウェアに響きにくく快適です。
4. ジムウェアはどこで買う? 予算と相談しながら賢く選ぼう

いざウェアを揃えようと思っても、どこで買えばいいか迷いますよね。いくつか選択肢があります。
- スポーツ用品専門店(大型店):
- メリット: 品揃えが豊富。専門知識のあるスタッフに相談できる。試着しやすい。シューズやスポーツブラなど、専門的なアドバイスが必要なアイテム選びに最適。
- デメリット: 価格帯はやや高めになる傾向。
- ファストファッションブランド(ユニクロ、GUなど):
- メリット: 手頃な価格で機能的なアイテムが手に入る。ベーシックなデザインが多い。普段使いしやすい。
- デメリット: スポーツ専門店ほどの専門性や品揃えはない場合も。
- アウトレットモール:
- メリット: 有名スポーツブランドのアイテムが割引価格で手に入ることがある。
- デメリット: サイズや好みのデザインがあるとは限らない。
- オンラインストア:
- メリット: 品揃えが非常に豊富。自宅でゆっくり選べる。セールなども活用しやすい。
- デメリット: 試着できないため、サイズ選びが難しい。素材感などが分かりにくい。
予算の目安: 最初から全て完璧に揃える必要はありません。まずは最低限必要なもの(トップス、ボトムス、スポーツブラ、室内シューズ、ソックス)から揃え、合計で1万円~2万円程度を見ておくと良いでしょう。ファストファッションをうまく活用すれば、もっと抑えることも可能です。
《スタッフFLのおすすめ》: まずはユニクロなどで基本的なTシャツやボトムス、ソックスを揃え、スポーツブラとシューズはスポーツ用品店でしっかり試着して選ぶ、という組み合わせが、失敗が少なくおすすめです。
5. 自信を持ってジムへ! 服装選びで心がけたいこと

機能的なウェアを選んでも、なんとなく気後れしてしまう…という気持ちも分かります。最後に、自信を持ってジムに通うための、服装選びに関する心構えをお伝えします。
- 自分が好きな色やデザインを選ぶ: 機能性はもちろん大切ですが、最終的には自分が着ていて気分が上がるものを選びましょう。好きな色や、ちょっとしたデザインの工夫があるだけで、モチベーションは大きく変わります。
- 「見られる」より「動く」に集中: 周りの人は、あなたが思っているほど他人の服装を気にしていません。それよりも、自分のトレーニングに集中しています。服装の心配は忘れて、気持ちよく体を動かすことに意識を向けましょう。
- 清潔感を大切に: 新しいウェアでなくても、きちんと洗濯された清潔な服装は、それだけで好印象です。汗をかいたウェアはこまめに洗濯しましょう。
- 完璧を目指さない: 最初から完璧なコーディネートを目指す必要はありません。少しずつ、自分の好みや運動スタイルに合わせて、アイテムを増やしたり、更新したりしていけば良いのです。
6. ジムでの服装エチケット|気持ちよく利用するために
最後に、ジムで服装に関して守っていただきたい基本的なエチケットについて触れておきます。皆が気持ちよく施設を利用するためのルールです。
- 清潔なウェアとタオル: 毎回、洗濯したての清潔なウェアを着用しましょう。汗拭き用のタオルも忘れずに。
- 室内専用シューズの着用: 外で履いた靴は、土や泥などでフロアを汚してしまうため、必ず室内専用のシューズに履き替えてください。
- 過度な露出は控える: ジムは公共の場です。他の利用者が不快に感じるような、露出度の高すぎる服装は避けましょう。(具体的な基準はジムによって異なります)
- アクセサリー類: トレーニングの妨げになったり、マシンに引っかかったりする可能性のある、大きなネックレスや指輪、ブレスレットなどは外すのが安全です。
《スタッフFLからのお願い》: 不明な点があれば、いつでも私たちスタッフにお尋ねください。ルールを守って、皆で快適なジム環境を作っていきましょう!
おわりに:お気に入りのウェアで、もっと楽しいジムライフを!

50代女性のためのジムでの服装選びについて、詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
服装選びは、ジム通いを始める上でのハードルの一つかもしれませんが、難しく考えすぎる必要はありません。一番大切なのは、あなたが快適に、安全に、そして楽しく運動できることです。
この記事を参考に、ぜひご自身にぴったりの一枚を見つけてください。お気に入りのウェアが見つかれば、ジムに行くのがもっと楽しみになるはずです。
もし、ジムで服装について迷ったり、分からないことがあったりしたら、いつでも私たちスタッフに気軽に声をかけてくださいね。皆さんのジムライフが、より充実したものになるよう、全力でサポートさせていただきます!
(現役ジムスタッフ FLより)
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