水泳は全身運動として優れたスポーツですが、初心者の方がよく陥る間違いがあります。「なかなか上達しない」「思ったように泳げない」と感じているなら、もしかすると基本的な部分で間違ったやり方をしているのかもしれません。
そこで今回は、初心者がやりがちな水泳の間違いを10個紹介します。それぞれの間違いについて具体的なエピソードを交えながら、正しい対策も解説するので、ぜひ参考にしてください!

1. 息継ぎのタイミングが合わない
間違い
初心者の多くが「息を吸うタイミングを間違える」ことで苦しくなります。特にクロールでは、顔を上げるのが遅すぎたり、必要以上に大きく息を吸おうとすることでリズムが崩れがちです。
具体的なエピソード
「最初は息継ぎのたびに止まってしまい、まともに泳ぎ続けられませんでした。『息継ぎの時に大きく吸おう』と思いすぎて、かえって呼吸が乱れていました。」
正しい方法
- 息を吐く時間を長くする(水中でしっかり息を吐く)
- 無理に大きく吸い込まない(自然な呼吸を意識)
- リズムよく呼吸する(2ストロークごと、または3ストロークごとに)
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2. 力みすぎて体が沈む
間違い
初心者ほど水をかこうと必死になり、力を入れすぎてしまいます。結果として、体が沈んで余計に泳ぎにくくなります。
具体的なエピソード
「とにかく前に進もうと腕に力を入れていたら、体が沈んで進みづらくなりました。結果的に疲れるばかりで、全然長く泳げませんでした。」
正しい方法
- リラックスすることを意識
- 手の力を抜いて水をキャッチする感覚を持つ
- 呼吸と一緒に体の浮力を活かす
3. キックを打ちすぎる(バタ足のミス)
間違い
速く泳ごうとするあまり、バタ足を激しく打ちすぎる人が多いです。無駄な動きが増え、推進力よりも抵抗が大きくなります。
具体的なエピソード
「とにかく足を動かせば進むと思っていたのに、すぐに疲れてしまいました。インストラクターに指摘されて、初めてムダな動きが多いことに気づきました。」
正しい方法
- 小さく、リズムよくキックを打つ
- ひざを曲げすぎないように意識
- 足首を柔らかく使い、水面近くで動かす
4. 水を怖がって顔を上げすぎる
間違い
水が怖いと無意識に顔を上げがちです。すると、体が沈んでバランスを崩しやすくなります。
具体的なエピソード
「泳ぐときに顔が水に浸かるのが怖くて、常に上を向いていました。でも、そのせいで進みづらく、疲れやすかったです。」
正しい方法
- 水に慣れるための練習(顔つけ・呼吸練習)を行う
- 目線を下げ、頭を水中に入れる意識を持つ
- 浮力を感じながらリラックスする
5. 手のかき方が間違っている
間違い
腕をまっすぐ伸ばしたまま動かしたり、水を強く押しすぎると推進力が出ません。
具体的なエピソード
「腕をまっすぐ伸ばして大きくかこうとしていたら、なぜか全然進みませんでした。むしろ体がぶれてしまいました。」
正しい方法
- S字を描くように水をかく
- 手のひらで水をキャッチする意識を持つ
- コンパクトに効率よく動かす
6. 姿勢が悪く抵抗が大きい
間違い
体が反りすぎたり、足が沈んでいたりすると、水の抵抗が増えてスムーズに進めません。
正しい方法
- 背筋を伸ばし、頭から足まで一直線を意識
- お腹に力を入れて体幹を安定させる
7. 腕を大きく振りすぎる
間違い
初心者は力を入れすぎて、必要以上に腕を振り回してしまうことがあります。
正しい方法
- コンパクトなフォームを意識
- 水の流れに沿ったスムーズな動きを心がける
8. 泳ぐペースを考えずに全力で泳ぐ
間違い
最初から全力で泳ぐとすぐにバテてしまい、長く泳げません。
正しい方法
- 一定のペースを意識して泳ぐ
- 無理せず、自分に合ったスピードを見つける
9. ウォーミングアップとクールダウンをしない
間違い
急に泳ぎ始めたり、終わった後にストレッチをしないと、ケガや疲労の原因になります。
正しい方法
- ゆっくりと水慣れしてから泳ぐ
- 泳ぎ終わった後はストレッチを行う
10. 独学で練習しすぎる
間違い
間違ったフォームのまま練習すると、なかなか上達しません。
正しい方法
- スイミングスクールやレッスンを受ける
- 動画やコーチのアドバイスを活用する

まとめ
初心者がやりがちな間違いを知り、正しい方法で練習することで、効率よく上達できます。無理せず楽しく泳げるように、ぜひ試してみてください!
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